以前から思っていたのですが、富山の鱒寿司って地域で特性があるように感じているんですよ。
というわけで地域ごとのチャートを表してみました。
あくまでも私の感覚であって一般的なものではありません。
あと季節によって変わるかもしれません(夏季は酸味が強い等)。
チャートの種類は以下の通り。
指標項目 | 指標値 |
---|---|
生度 | 鱒の身がどれくらい生に近いのかの指標。高いと生に近い。 |
脂度 | 鱒の身にどれくらい脂がのっているかの指標。高いと脂ののりが多い。 |
押度 | 鱒寿司がどれくらい押されているかの指標。高いと鱒の身・酢飯が強く押されている。 |
酸味 | 文字通り酸味の指標。 |
甘味 | 文字通り甘味の指標。 |
塩味 | 塩辛さの指標。 |
富山地域(富山市・滑川市・立山町等)
個人的にはなんとなくノスタルジックを感じさせる鱒寿司が多いように感じます。もっとも昔から食べてるわけではないので本当にノスタルジックなのかわかりませんけどね。
富山市は多くの鱒寿司店が集まっているので例外のお店は多々あります。
指標項目 | 指標値 |
---|---|
生度 | [1]弱い |
脂度 | [2]やや弱い |
押度 | [4]やや強い |
酸味 | [4]やや強い |
甘味 | [4]やや強い |
塩味 | [-]まちまち |
代表店:源・青山総本舗、吉田屋、高芳・等
例外店:鱒の寿しまつ川、扇一ます寿司本舗、大多屋、寿司一、米久
新川地域(魚津市・黒部市等)
雰囲気的にはニューウェーブという感じですね。今の時代に合った鱒寿司を提供しているという感じがあります。
指標項目 | 指標値 |
---|---|
生度 | [5]強い |
脂度 | [4]やや強い |
押度 | [2]やや弱い |
酸味 | [1]弱い |
甘味 | [4]やや強い |
塩味 | [4]やや強い |
代表店:魚卸問屋はりたや、魚づ鱒寿し店、ます寿司屋ヒロ助・等
例外店:大黒屋寿司店、植万
呉西地域(高岡市・砺波市・射水市・氷見市等)
感じとしては伝統と新時代の両方のいいところを取っていこうという感じ。味わい的にちょうどいいバランスのところを提供している感じがします。
指標項目 | 指標値 |
---|---|
生度 | [3]中間 |
脂度 | [3]中間 |
押度 | [3]中間 |
酸味 | [2]やや弱い |
甘味 | [3]中間 |
塩味 | [3]中間 |
代表店:味の山正、ホテルニューオータニ高岡、ますのすし高田屋、平ら寿し本舗・等
という感じなのですが、まあ私の舌で感じ取ったのであまりあてにならないと思いますよ。