先日、絶滅したクニマスが70年ぶりに再発見されたというニュースがありました。
クニマスは田沢湖にしかいなかった魚ですが、戦中に発電と農業振興のため、玉川温泉の強酸性の水を流し込んだため、絶滅した。というのをその昔釣りキチ三平で見ました。
その後、田沢湖のほうでは賞金500万円でクニマスを探していたりしていたのですが、見つからず。
今回、話を聞く限り、
- 京大の教授がさかなクンにクニマスのイラストを書いてもらうよう依頼
- 書こうとしたが思うように書けず
- 京大の教授に相談したところ、近種のヒメマスをモデルにしたら?という回答をもらう
- 全国からヒメマスを送ってもらうと、西湖産のヒメマスだけ色が黒く、2月なのに産卵痕が残っている(ヒメマスの産卵は秋らしい)個体を発見。
- これはおかしいと思い、京大の教授に確認してもらうとクニマスだった
という発見の経緯らしい。
で、この西湖のクニマスですが、以前から捕獲されており、地元では「クロマス」と呼ばれ、産卵後のヒメマスと思われており、廃棄されていたとのこと。
で、くろふね思うのですが、こんな状況でいままで誰も気づかなかったの?
懸賞金500万かかった際に、たまに獲れるようなしろものなのに誰も送ってみなかったの?
絶滅種に指定する際に、過去に卵を放流した西湖や本栖湖を調査しなかったの?
すごく疑問?
とくに絶滅種に指定する際って結構慎重に調査するものだと思っていたのだけども、大雑把なんですね。
ということはニホンオオカミやニホンカワウソなんかもいる可能性高そうですよね。
まあ、何はともあれ見つかってよかったと思うのですが、他の絶滅種の再調査もお願いしますよ。環境省さん。
あ、卵を放流した本栖湖の調査も忘れずに!