さて、京王百貨店新宿駅の駅弁大会で購入した次の駅弁は、陸中野田駅の鮭いくら弁当です。
こちらの駅弁が販売されている駅は三陸鉄道北リアス線にあり、本来であれば北リアス線の途中駅であるのですが、先の東日本大震災の影響(倒壊、津波)で現在小本−陸中野田間が運行されていない状態となっています(宮古−小本、陸中野田−久慈間は暫定で運行しています)。
で、この駅弁ですが
「駅と村、国民宿舎(陸中野田にある国民宿舎えぼし荘)が一丸となり、今できることで東北を何とか元気にしようと、新たな駅弁を作り、大会に参加することになりました!」(京王百貨店「駅弁大会への道」から引用)
という趣旨のもと作成された駅弁だそうです。
この駅弁の特徴としては
「三陸産のいくらと、野田村でとれた鮭のしょうゆ漬けがたっぷり入った、地元食材のおかず中心の駅弁」(京王百貨店「駅弁大会への道」から引用)
とのことです。
で、食べたのですが、あまり特徴がないという感じが・・・
というのも、イクラたっぷりの駅弁や鮭を使った駅弁というのはいろんな所で売られているじゃないですか、イクラにしても鮭にしても凄く美味しいとか、味付けが独特という感がないんですよね。
もちろん美味しいことは美味しいのですが。
ただ、菊の酢漬けが入っている駅弁はあまりないのではないかと思います。菊の酢漬けですが、菊独特の臭さがなく、違和感なく食べられるのがいいですね。
でも、せっかく作ったのにこの構成はちょっともったいないかなあという印象です。もったいないというのは、他の駅弁でも同等の味わいを得られる、菊が特徴的だけどあくまでも脇役なので、メインの鮭イクラがありがちなのが残念ということです。